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グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する

「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」を読みました。

Googleのすごさを具体的な例を挙げて書いてあるだけあって、「ウェブ進化論」よりも「Googleってすごいなぁ」と思える一冊です。

商売がどん詰まりになっていた、駐車場やメッキ工場が、Googleの力を借りる(利用する)ことで、苦境を乗り越えるストーリは、ちょっとした感動すらあります。

とはいえ、単に「ラッキーでした」というお話ではなく、Googleの仕組みをよく理解し、自分たちの商売の先行きをよく考えて行動した結果であって、誰でもGoogleを利用すればハッピーになれるというのがミソ。

本書は、2006年4月に発行されており、文中には、

しかし、残念なことに、実際の提携記者発表では、オープンオフィスのAjax版開発という話は、少しもでなかった。かなり限定的な内容の提携にとどまり、このため人々の期待は急速にしぼんでしまった。

とあるのですが、その後、Google Spreadsheets(ウェブ上での表計算ソフト)が発表され、さらに、Writly(ウェブ上でのワープロソフト)と統合されて、Google Docs & Spreadsheetsとしてサービスが開始されています。

本の発表から半年も経たない内にこのような大きなサービスをリリースしてしまうところからも、Googleが既存の企業にはないスピード感と技術力を持っていることが良く分かります。

この本の良いところは、「Google万歳」で終わっていないところ。

検索結果から除外されてしまう「Google八分」や、広告の大量クリックによりアカウントが停止されてしまう「Adsense狩り」「Adsenseアカウント停止」についても触れられていて、いわばGoogleのダークサイドについて知るのにも適しています。

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501)
佐々木 俊尚
文藝春秋
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