Google がユニバーサル検索のモデルに対応したデザインの検索サイトを公開しました。
検索ワードについて時系列で表示する「タイムラインモード」や、地図上に情報をマッピングする「地図モード」、さらに検索結果をキーボード操作のみで閲覧できるデザインや、左利き用のデザインなどなど。
こちらで試すことができます。
どれも Google ラボでの公開になっていますが、キーボードの操作のみでの閲覧は想像以上に快適でした(普段から Google Reader をキーボードで操作しているからかもしれませんが)。
さて、同じくして、翻訳技術についても発表があったようです。
Googleはまた、ウェブにある言葉の壁を取り払う作業にも取り組んでいる。同社はまもなく、外国語でしか入手できない情報を検索し、検索結果を母国語に翻訳できるようにする機能を投入する。このシステムは、クエリを実行した言語に検索結果を自動翻訳する。たとえば、アラビア語を使うユーザーがアラビア語で「restaurants in New York(ニューヨークのレストラン)」とタイプすると、英語サイトの検索結果がアラビア語で表示される。
これ、4月上旬に自分が「Web3.0の姿 (でぃべろっぱーず・さいど)」というエントリで書いていた内容と似てます。
いつかはやると思っていましたが、このスピード感は想像以上でした。
ほんと、ここ数年の Google の勢いは止まるところを知りません。
このまま Google がインターネットサービスを牽引していくことで、web2.0 が成熟して、ひいてはweb3.0と言って良いものが産まれてくるんじゃないかと思っています。
ただ、安心ばかりもしていられません。
Google は Google ヘビーユーザにとって、どんどん便利なものになっていく一方、インターネットのライトユーザとっては敷居の高いものになってしまう危険性もあります。
検索窓一つでインターネット上の情報が検索できるというシンプルさがウリだった Google は、今や大きな変化を遂げ、一大インターネットサービス群となっています。
「え? Google ? ちょっと分かりづらいんだよねー」と、新規ユーザに利用をためらわれはじめたら、Google の王座は危うそうです。
<参考記事>
・グーグル、「ユニバーサル検索」モデルに対応した新デザインのサイトを披露 - CNET Japan
・『Google 2.0?』新しいタイムライン検索とマップ検索が便利そうです | P O P * P O P