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エンドユーザをプログラムの一部と考える

秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログにて紹介され、はてぶ界隈で話題になっていた「reCAPTCHA」というサイト。

コメントの投稿などでユーザに画像の中の文字を認識させる「CAPTCHA」という仕組みに、ひとひねり加えて、OCRでうまく読み込めなかった文字を、ユーザに認識させ、OCRの精度を高めようという仕組みです。詳しくは、下記サイトを見た方がよく分かります。


秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ: reCAPTCHA - キャプチャを利用した人力高性能OCR
「CAPTCHA」技術を応用して書籍のデジタル化を進める新ツール「reCAPTCHA」 - CNET Japan


サイボウズラボの秋元さんの「ネットの向こうのたくさんのユーザを、仮想的なプログラムにしてしまう」という表現は、この仕組みを端的に的確に表しているというか、すごく素敵な表現だなぁと思いました。

これに限らず、ソーシャル・ブックマークや口コミ投稿サイト、広く言えばSNSやブログへの投稿など、いわゆるCGM系のサイトは、その仕組みもさることながら、「コンテンツ」の「量」と「質」がとても重要になってきます。

そしてそのコンテンツをシステムに投入するのは、今のところ生身の人間なわけで。

ユーザインタフェースを快適にしたり、ユーザがコンテンツを投入しようと言う気分にさせたりすることも、システムを設計する上で重要なポイントになります。というより、むしろそのこと自体がシステム設計であると言っても良いかもしれません。

そういう視点(システムの外側にいる利用者、エンドユーザすらプログラム/システムの一部と考える)からシステム設計を考えると、また違った発想が生まれきそうですね。

ちなみに、「ネットの向こうのたくさんのユーザを、仮想的なプログラムにしてしまう」という意味では、以前に紹介した「Google Image Labeler」や「Google Translate」もそれに当てはまると思います。

エンドユーザは楽しくシステムを使うことができ、その一方で、システム自体が成長していくという仕組みは本当に面白いですね。

<関連エントリ>
楽しく情報をまとめあげる方法 (でぃべろっぱーず・さいど)
機械的に処理したものを人がフォローする仕組み (でぃべろっぱーず・さいど)