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自分の意見を上手に伝える

お友達のtacaさんのブログより。

3_minutes: ぼくはIT企業の人からこんな話が聞きたい

こんな風に河野さんは ブログを過大評価もしないし、過小評価もしていません。僕のところに売り込みに来るIT企業の人がやたらとブログやネットの力を持ち上げる態度とはまるで違います。

以前、提案に来た企業の人から、ある有名なブログキャンペーンをしかけたのはうちなんですよ、なんて自慢をされました。業界内では他社に先駆けて担当者ブログを開始し「こんにちは、○○です」という書き出しで始まるというブログが話題になったという事例は、セミナーや雑誌でも取り上げられたので知っていました。

そうなんですか、あなた方が仕掛けたんですか。

「で、話題になったのは知っているんですが、売上はどれくらい伸びたんですか?」

その人、黙ってしまいました。急に、口が重くなり「伸びたと思いますよ」「けっこうすごく」とかIT企業とは思えないほどあいまいで感覚的な表現に。なんだそりゃ。

なるほどねー。

確かに仕事としてブログとかを売り込むときに「感覚的」に訴えすぎてもダメなんですね。ちゃんと数字がないと。

僕の今の仕事は、営業でもないし、ブログとかを売り歩く仕事ではないのですが、他人事だと安心はできません。

例えば、社内に、或いはチームに新しいツールを導入しようと思ったとき、メンバーを説得するのに、このダメな営業さんと同じ手法を取っていてはおそらく失敗するんですよね。例え導入できたとしても、その真意が伝わっていないと、運用で必ず失敗してしまうでしょう。

やたらと持ち上げるばかりではなく、一歩引いた視点から冷静に分析してみることも大事ってことですね。

アメリカでは、実名を名乗ったブログやSNSがある一方、日本ではそうしたブログはスゴイ有名人やIT界の先駆者を除けばまだまれです。上述のように、2チャンネルのように匿名性を担保されて始めて意見と発言者を分離できた、ということは、こうした(意見と発信者を分離して論理だけで組み立てていく)という態度は、日本人にはまだ、なじみにくいのかもしれません。

「影響力」を残すためには匿名やなりすましではダメ、一方自らを晒してでもだれかに影響を及ぼすような意見を表明するとしたら話題は「ランチレベル」になってしまう」というジレンマ。このあたりにブログを使ったマーケティングのヒントがあるような気がします。

確かに、日本の「アルファ・ブロガー」の中にも、実名を公開している人が何人かいますし、名前は明かさなくても、写真だったり、或いは職業とか自分の立ち位置とかをはっきりさせて、ブログで意見を書いている人は、多くの共感を得ていると思います。

ぼくはこういう知見を、売り込みに来るIT企業の人から聞きたいのです。「ソリューション」だの「コンサルディング」だの言う割には正式な社名も確認してこないようなそんな売り込みはもううんざりなのです。 

そうですよね・・・。肝に銘じておきます。