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Google Developer Day 2008 Japan レポート

Google Developer Day 2008のレポートを基調講演からと思ったのですが、基調講演については色んなニュースサイトやブログで取り上げられているので、割愛します。

2年連続でGDDに参加しての感想と、僕が参加した「Google Data API」と「OpenSocialコードラボ」について書きます。

全体の感想

昨年のGDDでは、基調講演のときにMappletsやGoogle Gearsの発表があり、かなりわくわくドキドキさせられました。今年のGDDにも、なんとなくそんな「サプライズ」を期待していったのですが、その期待はあっさりと裏切られました。

GDDの親玉イベントであるGoogle I/Oが5月末に開催されたためか、まだどこにもリリースされていないニュースやAPIの発表はありませんでした。まあ、これは僕が勝手に期待していただけなので、だから今年のGDDはいまいちだった、なんていうつもりは全然ありません。

むしろ今後の開発やエンジニアライフへの影響を考えると、昨年以上の刺激やつながりを得られたと思います。

GDD全体のトーンは、Gears、OpenSocial、Android、Google App Engineという、Googleが力を入れているという3C (Client / Connectivity / Cloud)というコンセプトを軸にして、開発者にGoogle のAPIを紹介し、実際に使ってもらおうというもの。

Googleの及川さんが、基調講演の際、One more thing として4つめのCであるCommunityを挙げられていましたが、このコミュニティを育てること(もしくはそのきっかけを作る)こそがGDDの真の目的であるように思いました。

GoogleのAPIに慣れ親しんでいる開発者は「認定エキスパート」として、Google APIの初心者・中級者を引っ張る立場としてGDDに参加できるようにし、コードラボセッションのような上級者向けのセッションを用意する一方で、初心者向けのセッションも多数用意して門戸を広げていました。幅広いレベルのエンジニアが参加できて、それぞれに得るものがあるという場をGDDは実現しようとしていたのだと思います。

最後のSocial Talkという懇親会の場では、GDDに参加した人たちどうしがあちこちで名刺交換や話をしていて、活気にあふれていました。僕もOpenSocialセッションで説明していたGoogle社員のクリスさんに思い切って英語で話しかけてみました。下手な英語にもかかわらず、一生懸命聞いてくれて、「他に質問はないかい?何かあったら名刺のアドレスまでメールしてくれ」みたいなきさくな言葉もかけてもらいました。

ああいう場に行くと、知らない人に囲まれてついついしり込みしてしまいがちですが、積極的にいろんな人に話しかけてみることが楽しむこつですね。

来年も開催されるなら、また参加したいなと思っています。GoogleのAPIを使い倒して、認定エキスパートにしてもらえるくらいになっていると良いな。

では、僕が参加したセッションについての内容と感想を続けます。

Google Data API

Google CalendarやGoogle Healthなど、GoogleにストアしたデータをCRUDするためのAPIの総称がGoogle Data APIになります。

Google Data APIs - Google Code

AtomPubのプロトコルで実現されており、非常に簡単にデータを取り扱うことができます。

通常のRSSと違い、Googleの認証基盤を使うので、個人的なデータもhttpsで通信して安全に利用できます。

YouTubeやPicasaから動画・静止画データを取得したり、カレンダーやノートブックを使って便利なマッシュアップサイトを作ったりするのに便利そうでした。

Mashup Award 4th で使ってみよ。 

コードラボセッション「OpenSocial」

OpenSocialのハッカソン。

30名弱のエンジニアが集まって、OpenSocialのアプリを作るというもの。JavaScriptでお手軽に作れることもあってか、他のコードラボに比べて遅めの開催(14:00~)でした。

最初にGoogle社員のクリスさんから、OpenSocialについての説明(英語)が10分ほどあった後、ネタ出しブレストがあって、それぞれ自分が作りたいアプリに近いもので2~4名のグループを作りました。

僕のグループは、「友達リストにタグ付けしたり、タグで絞ってメッセージを送信できるようなアプリが作れたらいいねー」というグループ。このグループ分けの時点で15時だったので、実質アプリ構築の時間は2時間程度。

最初に自己紹介をしたのですが、なんとまずいことに、3人とも前日の夜にOpenSocialのチュートリアルやってみましたという状態。やりたいことに近いチュートリアルのコードを参考に作ってみましたが、いかんせん付け焼刃で、友達にタグをつけられるはずが、友達に「hoge」という固定のタグをつけるだけのアプリになってしまいました。むむー。

Googlerいわく、ハッカソンでアプリが完成することはあまりないとのことだったので、今後時間を見つけて続きを作っていけたらと思います。やっぱ事前の予習は超重要ですね。ちょっとガジェットが作れるもんだからっていい気になっていた自分のバカバカバカ。

部屋の後ろにコーヒーやパン、クッキーがあったのですが、プログラミングに熱中するあまり、それに気づきませんでした。もっと余裕をもってやらないとなー。

17:00からは、各チームの成果発表会。

友達リストでカバラ占いを作ったチームもあれば、ビデオチャット等サーバサイドアプリをがっつり使ったアプリを作ろうとしたチームもあり。個性があっておもしろかったです。GDDサポータの山下さんのチームは、Google App Engineのアプリと組み合わせて足跡アプリを作ってました。すごいっす。

少々不完全燃焼だったので、また機会があれば、こういうハッカソンに参加してみたいなと思いました。 

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